シンガポールのアラブストリートといえば、以前にTwenty Gramms の紹介でも触れたとおり、異国情緒に溢れた、あっ海外に来たな!と実感させてくれる場所。
MRT(地下鉄)のブギス(Bugis)駅からノースブリッジロード(North Bridge Road)を歩くこと徒歩10分くらいで、ハジ・レーン(Haji Lane)という細長い裏通りが見つかる。
日本のガイドブックなどでも取り上げられることが多い、雑貨店などが建ち並ぶ小じゃれた通りだ。
この壁一面の壁画が見えたら、突き当たりの道路で左に曲がり、一本隣の通り、アラブストリートに出よう。
その角にFika Swedish Cafe and Bistroがある。
"fika"という言葉は、スウェーデンで、仲間とコーヒーを飲みながらくつろぐことを意味するらしい。
扉を開けると、店内には、白を基調とした北欧系のポップなデザインのインテリア。
シンプルな中の温かさ。どこか可愛らしく温かみがあるデザインが心を弾ませてくれる。
一皿目は、Swedish Meatballs (19ドル)。
柔らかく、口の中でホワイトソースと溶け合う新食感。日本の洋食店で食べるミートボールスパゲッティのミートボールを想像すると、やや斜め上を行く味だが、これはこれで美味しい。
シンガポールのIKEA Alexandra店の中にあるレストランでもスウェーデンミートボールを食べることができるが、そちらは私たちの知っているミートボールに近い。
いつかスウェーデンの本場でも食べてみたいものだ。オーロラも観たいし。
まぁ、シンガポールにすっかり慣れた身体では北欧の寒さが堪えそうで、考えただけで身体が震えるがf^^;
続いてこちらは、Breakfast Waffle (12ドル)。
カリッと甘いワッフルの生地に、ベーコンとマッシュルームソースの塩加減が絶妙にマッチして美味しい。スクランブルエッグもふわふわ。
ワッフルを食事として食べるという経験ははじめてで、恐る恐るだったのだが、ボリュームといい、食事の一皿として成立していた。
デザートはカウンター横から選んだベイクドチーズケーキ。
このしっとり感はたまらない!
ほどよく口の中に溶け込みながら広がるチーズ。甘さもちょうどいい。
ミルクの濃いカプチーノ。
フラットホワイト。泡立てたミルクがない分、よりストレートにコーヒー感が伝わり、最近ちょっとはまっている。
こちらのレモネードなど、ソフトドリンクも充実。
fikaには系列のパン屋さんもあって、それがKonditoriだ。
スルタンモスクに向かう正面の通り沿い、モスクに向かって右側の並びにあるので、ぜひ観光のついでに寄ってみよう。
日本でも修行していたことがあるというパン職人さんが、天然酵母のパンを丁寧に焼き上げているお店だ。
入り口から美味しそうなパンのディスプレイに、もう、心が躍らずにはいられない。
カリッとしていて、バター風味が口いっぱいに広がるクロワッサン。
さきほどのスウェーディッシュミートボールが入ったキッシュ。
どれも絶品!
中東の雰囲気に囲まれてスウェーデンのぬくもりを感じる。そこに中国語が飛び交い、日本人の自分がいる。
世界のいろいろなものが触れ合う中に身を投じ、手元のコーヒーの味も深まる。
そんな形でスウェーデン料理を堪能できるシンガポールの深さ、ぜひ味わってみては。
fika swedish cafe and bistro
Our rating: 4.0/5.0
Address: 257 Beach Road, Singapore 199539 (Corner of Arab Street and Beach Road)
MRT: Bugis or Nicoll Highway
Opening Hours:
Sun-Thu and PH: 11am-10pm, last order is 9.15pm (kitchen only)
Fri-Sat and Eve of PH: 11am-11pm, last order is 10.15pm (kitchen only)
Free Wifi: Yes
URL: https://www.fikacafe.com/
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